君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。
「逢」
あのな。
「俺が居なくなっても」
それだけでいいから。
「ちゃんと、笑ってて」
にーっと頬を濡らしながらも口角を上げる。
うん、逢は、笑顔が似合ってるよ。
「どうか、幸せで」
ニッと笑って、逢の頭をくしゃっと撫でた。
「大好きだよ、世界で一番!…じゃあな!」
満面の笑みで、手を上げて背を向ける。
最後は笑顔で。
さよなら。
俺の
愛しい人。