君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。
───ポタッ
手に雫が落ち跳ねて、声が漏れる。
「……っ…ぅ、あぁ…っ」
“空が綺麗だね”
それは、俺たちだけの、愛言葉で。
君の、最期の言葉。
“そ、らが、きれ…い、だね”
“那知と見る空は、いつも綺麗でした。”
『“空が綺麗だね”って“幸せだね”って、意味だと思うんだ』
「…逢は、俺といて、幸せだって、ずっと…思ってくれてた…っ」
笑え。
笑え。
泣くな。
笑顔で、いろ。