君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。
どうやら親が来ていないのは俺たちだけらしく、教室にはもう二人しか残っていない。
「逢は、親来てないんだな」
俺の隣の椅子に腰掛けた逢にそう尋ねると目を伏せて少しだけ寂しそうに笑う。
「うん、来てないよ」
どうして、そんな顔をするのか。
前は、聞けなかったけれど、いつか聞きたいって思っているよ。
「那知くんも、来てないんだね」
「あぁ、俺んち離婚してて母子家庭だから。母さん仕事で来れなかったんだよ」
「…そうなんだ」