誠の華−ユウガオ−



いつだって私を第一に考えてくれていた。


自分が傷つくことよりも私が傷つく事を一番に恐れていた。


それを考えれば今回だってすぐに気づけたはず。


なのに私はいつだって自分の気持ちが一番で、誰よりも辛く苦しい思いをしている総司の事を全く考えられてなかった。



ごめんなさい、総司。


私、今度こそ変わるから。


どんなに突き放されたって総司の側から離れないから。




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