誠の華−ユウガオ−
一体誰なんだ。
これはなんの真似なんだ。
建物内をドカドカと大股で歩き回り頭を捻らせる。
『それが…沖田と名乗る青年のようです』
『沖田だと?下の名は?』
『他は何一つ素性を明かしておりません。他に奴が言ったのはただ一言、”兄上に会いに来た”だけです』
『っ…。青年の”よう”って言ってたな。どう言うことだ』
『はぁ、それが青年にしては背が低く随分と華奢に思えたのです』
畜生、嫌な予感がしやがるぜ。
当たってくれるなよ、俺の感。