誠の華−ユウガオ−
「それでさぁ、聞いてよ島田さん!」
「雪さん、皆さんもう寝ていますからもう少し静かに!」
一際でかい声が聞こえ、振り返るとここにいるはずのない奴がいた。
久しぶりに見る笑顔だった。
心の底から同志との再開を喜ぶ笑顔。
「っ!歳さーーーん!!久しぶりーーー!!」
怒りや戸惑いも全て吹き飛び、呆れたようにため息をつくと俺の姿を捉えた彼女が大きく手を振りながら走ってきた。
「ったく、しょうがねえ奴だ」
最後に会った時よりもずっと逞しく、美しいし女性に成長した雪の頭を撫でると昔と変わらない笑顔で嬉しそうに笑う。
「こんなとこまで来ちゃあ、さすがに追い返すことも出来ねえ。覚悟出来てんだろうな」