崩れる絆

✩✩顔合わせ


瑛士には、
「会わせたい人がいるの。」
と、言ったら笑っていた。

私は瑛士を空港に迎えに行き
侑真と待ち合わせの場所に
移動した。

私と瑛士が先について
座っていると
侑真がやってきて
「遅くなって申し訳ない。
はじめまして
荒木 侑真と言います。
早速ですが、
お母さん、晶さんと結婚したいと
思っていますが
認めてもらえますか?」
と、言った。
「息子の瑛士です。
俺は、母さんが幸せになるなら
反対はしませんよ。
母をよろしくお願いします。」
と、言ってくれた。
「良かった。
ありがとう。
晶は、中々俺を受け入れて
くれなくて
もしかしたら、瑛士君にも
認めてもらえないかもと
不安だったんだ。」
「クスクスっ、
だって、最初は、
結婚はもういいかなってね。」
「だけど、何年 待ったか?」
「侑真、瑛士の前だよ。」
と、言うと
侑真は、照れていたが
瑛士は、愉快そうに笑っていた。
「ごめんね、瑛士君。
  恥ずかしいとこみせて。」
「いや、いや大丈夫ですよ。
母の穏やかな顔を久しぶりに
見てホッとしました。」
「えっ、そう。良かった。
それにこんな素敵な
息子が出来て、俺 嬉しいんだ。」
と、言うので
瑛士は、目を白黒させていたが
嬉しそうな顔をして
「ありがとう、お義父さん。」
と、言うと

侑真は、びっくりした顔をしたが
みるみる顔が破顔していき
照れまくっていた。

私達三人は、その後も
話を沢山しながら
食事を楽しみ
私は、瑛士と私の住まいへ帰り
侑真も自宅に戻った。
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