崩れる絆

✩✩幸せに


寛・・・

俺は、今日会社の人と食事を
していた。

すると
俺達のテーブルの横を
女性と男性が通り過ぎた。

男性は、帽子にサングラスを
かけていたが
女性は晶だ。
だったら、サングラスの男性は
瑛士か?

二人は、席に案内されて
進んでいき
俺には気づいてなかった。

少しすると
一人男性が急ぎ足で
晶達のテーブルに
進んでいった。

話の内容は
わからないが
楽しそうにしていた。

俺達が会計をして外にでると

晶達も出てきた。

瑛士が先に歩き
男性の後ろを晶がついていた。
二人は手を繋いでいた。

外にでると
瑛士がタクシーに乗り込む前に
その男性と握手してから
乗り込み
男性は、晶を抱き締めて
耳元でなにかを囁いたのか
晶は、照れ笑いをしてから、
タクシーに乗り込んだ。

タクシーが出て
見えなくなるまで
男性は、見おくり
その場から立ち去った。

なんか、すべてにおいて
負けだな
と、思っでしまった。
俺には、できないことだ。

晶には、幸せなって欲しい。
俺の時と違って。
と、そう思えた。
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