女の賞味期限
私は、大成君から貰ったチラシの裏側を見た。

大成君の電話番号。

10歳年下?

罪悪感がない訳ではない。

でも、捨てる神あれば拾う神ありで、このまま拾われてもいいのでは?


「うん、そうだよね。」

私は次の日まで、悩みに悩んで、大成君に電話をした。

「あっ、大成君?私……」

『遥香さんでしょ。』

名前を言う前に、言い当てられた。

「うん。昨日の事なんだけど、明日とかどう?」

『いいよ。待ち合わせはどうする?』

「あっ、私が迎えに行くよ。18時でいい?」

『分かった。18時ね。』

「じゃあ。」

『明日ね。』

会話は、すんなり終わった。

もう少し、何か話してもよかったのにと思うのは、私に下心があるからなのかな。

私は、頭を激しく振った。

何考えてんだ?

下心なんて、大成君にしたら、気持ち悪いだけでしょう?

そんな事思いながら、クローゼットの扉を開けた。


明日、何着て行こう。


< 65 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop