小悪魔な彼


「ちゃんと出来るのかな…と。」


悪戯にニヤリと笑う。


う…うざい!!


「あ…当たり前だろ!?
ほら。こっちきなさい。」


小森くんをベッドまで誘導するなり
引き出しから包帯と湿布を取り出した。


「勝手に使っていいんですか?」


「うん。私,保健の先生と仲良いから大丈夫。」


「そういう問題なんですか?」


「そういう問題なの。」


すると小森くんはクスクスと笑った。


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