小悪魔な彼


湿布を肩に貼ろうとする手が何故か震えて上手く貼れない。


うぅー…ださい。


チラッと小森くんを見ると
真っ直ぐ私を見てて…
にこりと優しく笑った。


―ドキッ…


やばい。
普通にカッコいいっす。


って今はそういう場合じゃなくて!
包帯巻かないとね,包帯。


小森くんの肩にグルグルと包帯を巻き付ける。


「…よしっ!完成。」



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