小悪魔な彼

コロコロと変わる杉山くんの表情に,見てて飽きないな。
なんて思ってしまった。


「爽太の何が聞きたいの?」


「うん。小森くんて,小さいときどんな子だったのかな?って…」

「へっ?小さいとき?」


「そう。ちょっと気になって…」

杉山くんは顎に手を置いて
「う〜ん…小さいとき…ねぇ。」
と呟きながら空を見た。



そしてー…


「あっ!思い出した!!」


とパァッと顔を明るくして
私を見た。





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