あたし彼女
トモは
洗い物をしている
泡だらけな
手で
アタシを
ふりほどいた
びっくりして
何も言えない
アタシ
トモは
焦って
『ご…
ごめん
びっくりして』
違う
びっくりなんかじゃない
アタシを
拒んだんだ
『う…
ううん
驚かせて
ごめんね』
なぜか
謝る
アタシ
ふりほどかれた
手に
飛び付いた泡が
ついて
床に
落ちる
トモは
目線を
そらして
下唇を
噛んで
また
洗い物を
始めた
アタシは
黙って
ソファに
座った