歪な彼カノ関係
『なん、でもな…っ』



「…俺そんな頼りない…?」



さっきとは違って柔らかい声だけど少し悲しそうな声色



『…ちがっ…』



「ね、彩。」



ふわっと香る昴くんの匂い温もりに包まれた体



『……え…っ?』



抱きしめられているという事に気づくのにそう時間はかからなかった



「……もし、俺に言いにくい事なら言わなくていいよ…。だけどさ、少しくらい彩は俺に頼っても良いんだよ?俺、彩の彼氏なんだし…。」



私の彼氏……。



『…昴…くんっ…』



また涙が溢れそうになるのをぐっと耐える



今ここで泣いちゃったら何を口走るかわかんないし…。


< 43 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop