雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。





「み、う....っ」




もう、こうやって太陽に名前を呼んでもらうこともないのかな。


話すことも。
触れることも。



もう、できないの――――?




太陽は、記憶が戻ったら生きるってことだって、言ってた。




じゃあ.....。



記憶が戻った私は、生きるってこと。
――――――太陽のいない世界で.....?




そんなの、嫌だ。
太陽のいない世界なんて、嫌。



太陽と、いたいよ....っ


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