この暴君、恋すると手に負えません
突然の再会に未だに動揺している私は、聞きたい事も伝えたい事もたくさんあり、帝さんを家に招き入れた。
リビングのソファーに私たちは一人分のスペースを空けて腰を落とした。
「……あの、帝さんはどうしてここに?」
「実は会見が終わった後、誉と玲奈が同じ車に乗り込んでるのを見てな。なんか嫌な予感がして後を尾けてたら、案の定、お前の家の前で停まったから気になってな」
「……そうだったんですね」
ダイニングテーブルを挟んで向かい合うように私も腰を落とすと、帝さんはお茶を手に取り喉を潤していた。
「また誉が何かしたのか?」
「いえ、玲奈さんに結婚式の招待状渡されただけです」
「……そうか。本当はそのまま様子見て帰るつもりだったんだが、お前の姿が見えて何か大それた事を言ってたから、もう抑えられなくなった」
すると帝さんは私の膝の上に頭を預けて寝転がって、あの妖艶な瞳で私を真っ直ぐに見つめた。少し上目遣いなのがまた彼の色気を醸し出している。