この暴君、恋すると手に負えません
「俺はそういうお前が好きだ」
暴君はあの妖艶な瞳で私を見つめる。
そして、私の視界は綺麗な星空と美しき暴君で埋め尽くされてしまった。
あまりの美しさに見惚れずにはいられない。視線を逸らすことも出来ず、私も見つめ返すと暴君はそのまま唇を重ねた。
すぐに離れてしまった触れるだけのキスにもどかしさを感じてしまったのは何でだろう。
「虹美?そんな物足りない顔して、俺の事誘ってるのか?」
「ち、違います......っ」
暴君の意地悪な一言に私は照れ紛れに顔を背けた。