七色セツナ。1
「ちょっと!
何ですか!?
これは!?
セクハラを通り越してますよ!
羞恥プレイ?」
「ユカが望むなら、
どんなプレイでもOKだよ?」
「チョーチョー
超・問題発言です!」
「ユカは、どんなのが好きなの?」
「ヒドイ!酷すぎる!!
生徒会長が変態だ!!」
もがく姿も、
宏晃が喜ぶばかりのようだ。
「ユカ。
怖い思いをしたんだから、
これからはずっと僕から
離れないでいるといいよ?」
「まったく
意味が分かりません!」
「もう黙って」
宏晃が
ユカの背中に置いていた腕に
力を入れると
ユカの顔を、自分の胸に埋めさせた。
「あれ?
なんか
似たようなセリフを言う人を
知っているような……?」
ずっと
やり取りを見ていた花凛が首を傾げる。