お前は俺だけの女だからな





     ようやく待ちにまった有栖川副社長に会えた。





    「あの、有栖川副社長。お仕事お疲れ様でした。」




 
   「あぁ、まさか空港まで出迎えにきてくれるとはね。




   さすがに驚いたよ。」


   そう有栖川副社長はかすかに照れていた。


   「 あのですね、この前のお返事なんですけど今、いいですか?」





    さすがに有栖川さんの顔にも一瞬、緊張が走ったがすぐ消えた。



     「あぁ、構わないよ。」



   




   
< 68 / 69 >

この作品をシェア

pagetop