【完】そして、それが恋だと知った日。
そ、そんな方法あるの?
上手くいくか分からないけど。
でも、可能性があるならそこにかけたい。


「どうする?」


断る理由もないし。
私は苑田くんの提案に乗ることにした。




「まさかうまくいくとは思わなかった。」


「私も。
 ありがとう苑田くん。助かっちゃった。」


「いや、乗ってくれた小笠原さんのおかげだよ。」


ほんと、まさか先生から了承得られると思ってなかった。


あの後、両方の先生の所へ行って。
2組と3組で合同でおばけやしきが出来ないか提案した。
普通のクラスと違って時間の確保が少ないし。
人数が多い分トラブルが多くなっちゃうわけだけど。
その責任もちゃんととることを伝えたら。
快くおっけいをくれた。


そしてその日の放課後から。
2組3組合同でおばけやしきの準備が始まった。
クラスの人も楽しそうって乗り気だし。
これなら、大丈夫だ。


変な責任負わされなくて良かった……。
もしおばけやしきダメになって責められることがあったらどうしようって思ってたし。
ほんと苑田くんナイスだよ。



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