永遠の愛を(番外編も完結)
どこかで自分に重ねる部分があったからかもしれない。

ただ1つ私が絵本の中のお姫様と同じ所があるとしたら、母親がいないところ。

絵本の中のお姫様にも本当のお母さんは病気で亡くなっていることが多くて、代わりに魔女や意地悪な継母がいた。

絵本の中のお姫様は王子様のキスで幸せになれたけど、小さな私にとってはキスをしてくれる王子様より、お母さんに側にいて欲しかった。

ただお母さんに抱きしめてもらいたかった。

今はもうそんな事すら思わないけど。

祖父が亡くなった時も、母は姿を見せなかった。

連絡先が分からなかったため母に伝える術がなかったし、母は今も自分の父親が亡くなったことに気づいていないのかもしれない。

祖母がかけた母の携帯は既に使われていなかった。

母に対して今更未練はなかったけど、祖父や祖母の事を思うととても心が痛かった。
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