永遠の愛を(番外編も完結)
メモを手に取ったその時、玄関の鍵を開ける音が聞こえた。

先輩が帰ってきたらしい。

先輩の足音が近づいてきて、リビングのドアがガチャッと開く。

「お帰りなさい…」

少しだけ驚いた先輩が、すぐにその表情を緩め「…ただいま」と微笑んだ。

外は寒かったのだろう。

先輩の頬は薄っすらと赤く染まっていた。

部屋中に食欲をそそる匂いが立ち込めた。

先輩の持ってるその茶色い紙袋に自然に目が向くと

「揚げたてのうちに食べよう。」

先輩が嬉しそうにそう言って、袋を持ち上げた。
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