永遠の愛を(番外編も完結)
「凄い音だな。」

先輩が苦笑した。

「…ですね。音量もあげないとテレビの音も全然聞こえませんよ。」

「怖くなかった?」

「…大丈夫です。私、強いので。」

と、笑ってみせる。

本当は少しだけ怖くて、部屋にも戻れなかったくせに私は強がってみせた。

弱い自分は見せたくなかった。


チャプン…

体が冷え切っていたから、お風呂のお湯が熱く感じた。

だけど徐々に体が温まってくると、とても気持ちよく感じる。

雨はまだ降っていたけど、雷は遠くに離れたのか今は静かになっていた。
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