永遠の愛を(番外編も完結)
岡田君は階段の音が聞こえた時点で私から離れたのか、何事もなかったかのように既にソファに座っていた。

いつの間に…動きが素早すぎる。

助かったことに放心していた私も慌てて起き上がる。

「このお姉ちゃんって兄ちゃんの彼女?」

「あぁ…ちゃんと挨拶しろよ。」

岡田君にそう言われた弟が、正座をして固まっている私にもう一度視線を合わせてきた。

「こんにちは。」

やんちゃそうだけど笑うとまだあどけない雰囲気の弟に満面の笑みを向けられた。

「これ、弟の樹《たつき》」

樹君には恥ずかしいところを見られてしまったけど、彼のおかげで助かった。

彼が帰ってきてくれなかったから、間違いなくキスされてた。

それにもしかしたらそれ以上のことも……
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