永遠の愛を(番外編も完結)
樹君が居なくなると、また何を話していいのか分からなくて沈黙が訪れる。

そんな時、ちょうど私のスマホが祖母からのメールを受信した。

帰りに『嬉々』に寄って欲しいというだけで、詳しい内容は書かれてなかった。

どうしたんだろう…

何か忘れ物でもしたのかな?

岡田君はバス停まで送ると言ってくれたけど、今日は断った。

岡田君の家から学校までは本当に近かったし、迷うことなく行けそうだったから。

それに岡田君が居なくなると、樹君が一人きりになってしまう。



ガラガラと引き戸を開けて店に入ると店内にお客さんの姿はなく、奥から顔を覗かせたのは先輩だった。

ーードクンッ

心臓の音が一際大きくなった気がした。
< 168 / 362 >

この作品をシェア

pagetop