永遠の愛を(番外編も完結)
『じゃあ、告白は相手からやったん?』

このまま見続けるべきかを迷ってる間にも、テレビから流れてくる岡田君の声が耳に届いてくる。

「いや、それは俺からです。」

『え!?ビビりやのに、なんて言うたん?』

その質問に今まで何でも答えていた岡田君が、初めて言葉を濁した。

「それは…恥ずかしいので秘密ということで、すみません」

と困ったように苦笑して眉を下げた彼の顔が、私の目には泣いてるようにさえ見えた。

頭の中に、あの日の情景が蘇ってくる。

真っ暗な非常階段にぼんやりと浮かんだ薄暗い光。

振り返った時に見えた岡田くんの表情。

ずっと、気持ちなんてないと思ってた。

だけど、そう思いたかっただけだったのかもしれない。

私といる時の彼は、強引なようで優しいところも沢山あった。
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