永遠の愛を(番外編も完結)
驚きと戸惑い、そして何より不安が一番多くを占めていた。

それは私が唯ちゃんに対して一方的な罪悪感を抱きつづけてきたから。

表面的には唯ちゃんの恋を応援するふりをして、裏では先輩と知り合いになっていたことも。

ましてや短期間とはいえ、ヨシおばあちゃんの家で一緒に暮らしていたことも。

唯ちゃんには何一つ、本当のことを言えないままだった。

そして、一番の裏切りはカラオケ店で先輩としてしまったあのキス。

私にとって唯ちゃんは本当に大切な友人だったのに、私はそんな彼女を裏切った最低な友人だった。
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