永遠の愛を(番外編も完結)
先輩との電話を切った後、急いでカーテンを閉めコタツやストーブの電源も切った。

先輩が来たらすぐに出られるように、玄関で靴を履いて待っていた。

日中は天気が良かった今日も、日がどっぷりと暮れた今は外の風の音が凄かった。

玄関の扉が風でガタガタ揺れて、 真っ暗になった家の奥からも窓ガラスが風で叩かれているようなそんな音が時々聞こえた。

余計に心細くなった。

まるでこの世界にたった一人で取り残されてしまったかのような孤独と恐怖に包まれる。

普段、考えないようにしていることが頭を過ぎる。

強くならなきゃと思った。

一人でも生きていけるくらいーー強く。

冷たくなった指先に、フッーと息を吹きかけながら温めた。
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