隣にいてもいいですか?
「え、ほんとに?本気で言ってるの?」
「本気。早く。」
「引かないでよ?」
「わかってる。」
“ わかってる ”その言葉を信じて
人生初の『あーん』ってされてみました!
でもやっぱり恥ずかしくて…
とてつもなく恥ずかしくて…
「………ばか。」
と小さく言ってみた。
すると、少しだけ顔を赤らめた大空が
「今のちょっと可愛かった。」
と言った。
「絶対バカにしてるでしょ!!」
「いや、してねーよ。」
「いや!したって絶対!」
「してないって!」
そんなやりとりをしてた時、
パチッ
「「…えっ……」」
部屋の電気が消えた。
ここの部屋の電気は部屋の外にあるから、きっと誰かが間違えて消したんだろう。