隣にいてもいいですか?







「え、ほんとに?本気で言ってるの?」





「本気。早く。」




「引かないでよ?」




「わかってる。」







“ わかってる ”その言葉を信じて

人生初の『あーん』ってされてみました!






でもやっぱり恥ずかしくて…

とてつもなく恥ずかしくて…





「………ばか。」




と小さく言ってみた。








すると、少しだけ顔を赤らめた大空が




「今のちょっと可愛かった。」




と言った。







「絶対バカにしてるでしょ!!」





「いや、してねーよ。」





「いや!したって絶対!」





「してないって!」






そんなやりとりをしてた時、






パチッ







「「…えっ……」」






部屋の電気が消えた。




ここの部屋の電気は部屋の外にあるから、きっと誰かが間違えて消したんだろう。





< 109 / 367 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop