隣にいてもいいですか?
どこからか差してくる光。
その光は赤っぽくて…きっと夕日。
大空の顔をもっと赤く染めた。
「それにしても、勉強疲れたなー!」
「そうだな。」
いつまでも大空の顔を見つめてるとこっちまで赤くなりそうで、話題を変えた。
そして、ずっと気になってたことを聞くことにした。
「ねぇねぇ、大空ってどこの大学行くの?」
「さー?」
答えてくれず、その後ねばってみても教えてくれなかった。
「じゃあさ、将来は何になりたいの?」
「教えない。」
将来の夢を聞けば行く大学は限られるかな
と思ったけど、それすら教えてもらえなかった。
大空っていっつもそう。
大学とか、将来の話になると
いつも答えない。