隣にいてもいいですか?







どこからか差してくる光。




その光は赤っぽくて…きっと夕日。




大空の顔をもっと赤く染めた。








「それにしても、勉強疲れたなー!」





「そうだな。」





いつまでも大空の顔を見つめてるとこっちまで赤くなりそうで、話題を変えた。


そして、ずっと気になってたことを聞くことにした。







「ねぇねぇ、大空ってどこの大学行くの?」




「さー?」







答えてくれず、その後ねばってみても教えてくれなかった。







「じゃあさ、将来は何になりたいの?」





「教えない。」








将来の夢を聞けば行く大学は限られるかな


と思ったけど、それすら教えてもらえなかった。






大空っていっつもそう。

大学とか、将来の話になると

いつも答えない。






< 111 / 367 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop