車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)

近くまで来ると美堂は、自分で
こちらに来たのだがムスッとしたまま
早川兄ちゃんのところに。

「俺……あの人苦手」と言ってきた。

えっ……?

すると早川兄ちゃんは、何かに気づいたのか
日向兄ちゃんに向かってニコッと笑いながら

「日向さん。海利のために
お手数をかけてすみません」と
何故だかお礼を言っていた。

お手数……?

「気にするな。俺も経験あるから」

日向兄ちゃんは、クスッと笑った。

意味が分からない。

チラッと美堂を見るとさらに
ムスッとしていた。

早川兄ちゃんは、クスクスと笑いながら
美堂の頭をよしよしと撫でていた。

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