車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
「馬鹿ねぇ……そんなの私を甘く見すぎよ。
それぐらいで私が諦める訳じゃない。
幼なじみの経歴を舐めないでよ。
あんたの生意気な態度なんて慣れているのだから」
「千花……」
その言葉に心臓がドキッとした。
お互いに見つ合っていると
「こらこら、2人の世界に入らない。
俺達も見ているのだから」
そう言ってツッコまれた。
早川兄ちゃんに止められてハッとした。
いけない……2人が見ていることを
一瞬忘れそうになった。
急に恥ずかしくなってきた。
早川兄ちゃんは、苦笑いしながら
チラッと美堂を見た。
「…………。」
美堂は、黙って俺達を見ていた。
複雑そうな表情で