車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)

だが、それは
俺にとってどん底に突き落とされる始まりだった。

「ど、どういうことだよ?」

「君の右足は、頭部を強く打ったせいで
神経に行き届かなくなって麻痺した状態に
なっています。
手術をすれば走ったり、バスケは出来ないが
歩けるまでには、回復すると思います」

おいおい……先生。
あんた何を言っているんだよ?

走ったり、バスケが出来ない?

冗談ではない。
俺は、世界のバスケ選手になる男だぞ?

これからレギュラーになって
どんどん活躍をするはずだったのに

「はぁっ!?冗談じゃねぇー!!
右足が麻痺して動けないって
俺は、これから活躍して
レギュラーにならねぇーといけないんだぞ!?」

「こんなところで寝ている訳にはいかないんだ。
早く治せよ?お前、医者だろ!?」

担当医の先生に当たり散らした。

そうではないと困るんだよ!!

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