車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)

「アハハッ……謝ることないよ。
君達は、10代でまだまだ若いのだから
興味を持ったことは、どんどん挑戦するといい。
その中に自分のやりたいことが
見つかるかもしれないし」

源さんは、そう言ってくれた。

自分のやりたいこと……か。
そうだといいな。

それから俺は、
月、水、金曜日は、リハビリ。
火、木、土、日曜日で車椅子バスケを
やることになった。

慣れない内は、両方をやるのは
大変だったが、運動神経がいいのもあって
車椅子バスケの方は、すぐにモノにする。

リハビリは、少しずつだが歩けるようになってきた。
掴まってだけど……。

そして人間関係の方だが
早川兄ちゃんと特に親しくなった。

俺が生意気な事を言っても
優しく接してくれる。
まるで本当の兄貴みたいな人だ。

「すみません。いつも
送り迎えをしてもらって……」

「あぁ、いいって。どーせ同じ方向だし」

千花が謝罪をしても笑いながら言ってくれる。

同じ方向ってこともあり
早川兄ちゃんが自分の車で送り迎えをしてくれた。

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