0.0000034%の奇跡



「智くん…もしかしてスイッチ入っちゃった?」


寝かせたら1つずつシャツのボタンを外していく。
パステルピンクのブラが見える。
髪をどけて襟元から開き、鎖骨にキスを落とした。
再び目が合えば………


「さっきの寸止め、あれ何?あんなおあずけ僕がきくと思う?」


結構強気で言ったのにやっぱり君はまだ一枚上手をいく。


「じゃあ思い通りにしていいよ?」


「え……?」


表情ひとつ変えないで真っすぐ見据える瞳。


「好きに壊していいって言ってるんだけど?」


カーッと体が熱くなる。
そうやって僕を煽って弄んでるの?
速くなる鼓動。
細くしなやかな指が頬に触れて……


「私をめちゃくちゃになんて出来る?」


更に煽られどんどん火照ってく。
抑えきれなくなって、全ての欲望が爆発してしまった。


君はズルい……
本当はずっと壊したいほど愛してた……
でも怖くて出来なかった事知ってて煽るんだもんな……





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