シェアハウス
※※※
ファミレスでのバイトを終えた私は、パンパンになった脚を引きずるようにして歩くと、なんとか家の前まで辿り着いた。
(それにしても、今日は地獄のように混んでたなぁ……。脚は痛いし、お腹も空いたなぁ……)
そんな事を考えながら、目の前の門を開いて家の敷地へと入ると、1階の窓から灯りが漏れている事に気が付いた。もう、夜中の2時だというのに。
(もしかして……。静香さん、まだ起きてるの……?)
カチャリと小さな音を立てて玄関扉を開くと、その気配に気付いた静香さんがリビングから顔を出した。
「おかえり、真紀ちゃん。遅くまでお疲れ様」
「あっ。……た、ただいま、静香さん」
何だかまだ少し慣れなくて、ぎこちない返事を返してしまう。
ここに引っ越してきてから、1週間と少し。静香さんは、毎日こうして私の帰りを出迎えてくれるのだ。
でも、今日は流石にないと思っていた。いくら明日は土曜日でお休みだとはいえ、もう深夜2時をまわっているのだ。
(寝ないで、私の帰りを待ってたのかな……?)
だとしたら、それは凄く申し訳ない。
引っ越し当日、静香さんはシェアハウスの募集経緯を私に話し聞かせてくれた。
念願だった持ち家を3年前に建てたものの、広すぎる家に1人で暮らすのもなんだか寂しい。かといって、男性と暮らすのは抵抗があった為、今回女性限定で募集をかけたと。
たまの休日には一緒に出掛けたり、日々の食事を共にできる……そんな相手が欲しかったのだと。
静香さんは、そう説明してくれたのだ。
「あの……っ。静香さん、もしかして私を待っててくれたんですか?」
「気にしないで。私が勝手に待ってただけだから」
そう言って優しく微笑む静香さん。そんな姿を見て、なんだかとても申し訳なく思う。
「それより、真紀ちゃん。お腹空いてない? 夜食作っておいたから、良かったら食べて」
そっと私の手を取ると、リビングへと誘導する静香さん。
ファミレスでのバイトを終えた私は、パンパンになった脚を引きずるようにして歩くと、なんとか家の前まで辿り着いた。
(それにしても、今日は地獄のように混んでたなぁ……。脚は痛いし、お腹も空いたなぁ……)
そんな事を考えながら、目の前の門を開いて家の敷地へと入ると、1階の窓から灯りが漏れている事に気が付いた。もう、夜中の2時だというのに。
(もしかして……。静香さん、まだ起きてるの……?)
カチャリと小さな音を立てて玄関扉を開くと、その気配に気付いた静香さんがリビングから顔を出した。
「おかえり、真紀ちゃん。遅くまでお疲れ様」
「あっ。……た、ただいま、静香さん」
何だかまだ少し慣れなくて、ぎこちない返事を返してしまう。
ここに引っ越してきてから、1週間と少し。静香さんは、毎日こうして私の帰りを出迎えてくれるのだ。
でも、今日は流石にないと思っていた。いくら明日は土曜日でお休みだとはいえ、もう深夜2時をまわっているのだ。
(寝ないで、私の帰りを待ってたのかな……?)
だとしたら、それは凄く申し訳ない。
引っ越し当日、静香さんはシェアハウスの募集経緯を私に話し聞かせてくれた。
念願だった持ち家を3年前に建てたものの、広すぎる家に1人で暮らすのもなんだか寂しい。かといって、男性と暮らすのは抵抗があった為、今回女性限定で募集をかけたと。
たまの休日には一緒に出掛けたり、日々の食事を共にできる……そんな相手が欲しかったのだと。
静香さんは、そう説明してくれたのだ。
「あの……っ。静香さん、もしかして私を待っててくれたんですか?」
「気にしないで。私が勝手に待ってただけだから」
そう言って優しく微笑む静香さん。そんな姿を見て、なんだかとても申し訳なく思う。
「それより、真紀ちゃん。お腹空いてない? 夜食作っておいたから、良かったら食べて」
そっと私の手を取ると、リビングへと誘導する静香さん。