計画的恋愛
『顔は良いし、お金持ってるし、頭良いし、家事出来るし、言うことないじゃない。親としては優良物件すぎて文句のつけどころがないもん』

た、確かに外見的にはそうだけどっ!


『それに暁君のお陰で東大に入れたし。というわけで離婚はママ達が許さないし、東京には帰らないし、大阪に来るのも許さないから。ちゃんと大学に行って、暁君と仲良くやりなさいよ?ママ、お友達が出来て今から一緒にお出掛けなのよ。大阪の人は陽気で楽しいわ~。じゃあね~』


ツー、ツー、ツー、ツー……


私は携帯画面を見つめたまま、呆然。


ママの暁君への信頼度は高すぎた……。


「おばさん、なんだって?」

私の隣に座った暁君が私に訊ねる。

「……」

分かってるでしょ。
ママが暁君の味方をしたこと。

「その様子だと俺の味方をしてくれたかな?」

「……」

「ひよ」


名前を呼ばれると同時に顎を掴まれると唇が重なった。
< 107 / 582 >

この作品をシェア

pagetop