計画的恋愛
２　ドキドキのお付き合い
次の日の初めてのデート。
待ち合わせ場所はお隣同士なので玄関前。

私は何を着ていくのか迷いつつも、先日買ったワンピースを手に取った。
靴はヒールのついた可愛いパンプスにしよう。
胸のところまで伸びている髪は可愛く編み込み。

やっぱりデートだし、好きな人の前では可愛い格好したいし。


「ひよ、おはよう」

待ち合わせ時間の五分前に出ると暁君は既に玄関前に居た。


爽やかな笑顔、今日もカッコいい……。
本当に王子様……。

この人が私の彼氏だなんて……


「どうしたの、ひよ？挨拶は？」

どうやら私は美しい暁君の立ち姿に思わず見惚れてしまっていたようだ。
私はブンブン首を振って気を取り直すと挨拶を返す。


「お、おはよう、暁君！ごめん、ぼぉっとしちゃって！待たせちゃった！？」

「全然。それにまだ時間前だし。ひよ、初めて見るワンピースだね。可愛いよ、似合ってる」

私はその言葉に顔からはボンッと湯気が出た。

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