計画的恋愛
6 まともな人間と話したい
「ふぁぁぁあ~……」


昨日、いつ眠ったか覚えていない。

暁君にお仕置きと言われて、ずっと私を離してくれなかったから。

気付いたら朝で、自分のベッドの上。
どうやらパジャマは着せてくれたようだ。


あぁ…起きたばかりなのに身体がダルい……。

暁君は帰ったのかな……『カタン』

下から聞こえた物音。



「おはよう、ひよ」

リビングに下りるとやっぱり今日も爽やかな笑顔で暁君は居た。

やっぱり居ますよね。


「ご飯、もう出来るよ」

今日も美味しそうなご飯を暁君がテーブルに並べている。
それを見てお腹の虫がぎゅるるるるぅと鳴った。

美味しい料理を作れる暁君が憎い。
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