計画的恋愛
お昼は暁君の愛妻ならぬ愛夫弁当。
賑やかな食堂で私は一人、お弁当を広げる。
頂きますをして、一口パクリ。

憎いほど美味しい……。

皆周りはワイワイ賑やか。
最初の数日を暁君と茉奈ちゃんと一緒に居たせいだろうか、出遅れてしまったようだ。

私は一人でお弁当を寂しく突く。


『ブブブブブ……』

そこに電話が。


『ひよりっ!無事か!?』

出ると、お兄ちゃんだった。
電話越しでも泣いているのがわかった。


「うん、何とか。今は学校だし。ってか何で泣いてるの……」

『昨日電話に出ないから、お兄ちゃんは死ぬほど心配したんだぞぉ……』

だからって泣かないで。
私の方が泣きたいのに……。
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