計画的恋愛
「明ちゃんのお兄ちゃんなのに、良いの……?」

「ひよりちゃんとは姉妹でいたいけど、それは仕方ないわ。変人な兄でごめんね」

明ちゃんは嬉しい言葉で返してくれた。

「ありがとう!」

私は嬉しさのあまり明ちゃんの手を掴んだ。

だって私の味方は頼りない致命的バカな兄しかいなかったから。


「小さい頃からあのお兄の鉄仮面を剥がしてやりたいってずっと思ってたんだよね……。やっとチャンスが巡ってきたわ…ふふふふふ……」


何か、暁君に似たドス黒いものを感じるんですけど……。

暁君と離婚出来るならこの際何でも良いや。


そして明ちゃんは顎に手を当てながら考え始めるとすぐに「あ!」と言葉を溢した。


「彼氏作れば?違う男にひよりちゃんの気持ちが向けば、お兄も諦めるっしょ」

成る程!

「明ちゃん、賢い!」

「でしょでしょ!」

そう言って明ちゃんは鼻高にエッヘンと腰に手を当ててポーズを作った。
< 147 / 582 >

この作品をシェア

pagetop