計画的恋愛
そして数分後、箱を持って戻ってきた暁君。


「携帯出して?」

そう言って手を出した暁君に私は自分の携帯を渡す。


暁君は箱から小さなドライバーのようなものを取り出すと、目の前で器用に携帯を分解していく。

すると携帯の中から1cm四方の小さなチップを取り出した。

こんな小さなチップで盗聴と私の居場所を……。

そして暁君は携帯を元に戻しながら組み立てていく。


「はい。取ったよ」

笑顔で私に携帯を返す暁君。

「……こんなことして、私に怖がられるって考えないの……?」

「俺がひよの事を把握してた方が、ひよは安心してくれるかなって思ってた」


イヤイヤイヤ!


「暁君は自分がされたら嬉しい!?」

「うん」

まさかの笑顔の相槌で返された!

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