計画的恋愛
『第一印象は肝心よ。自分の中で最高に可愛い自分をアピールするの』


「一条ひよりです。よろしくお願いします」

私は明ちゃんに教え込まれた通り、上目遣いとぶりっぶりの声で自己紹介。


完璧……
男の子達が皆鼻の下を伸ばして私をデレた顔でみてるわ!


「あれ?二人は姉妹?」

明ちゃんは私の前に自己紹介をしていたので、同じ苗字が気になったのか訊いてきた。

あ。またやってしまった。

「そうなんです」

と思ったら、明ちゃんが笑顔で返した。
確かに姉妹だ、間違ってはいない。
今回は姉妹でいくらしい。


そしてヤル気満々な上目遣いが効いたのか、私は男の子二人からアプローチを受ける。


『良い?女は可愛くてナンボよ。笑顔が大事よ!そして会話は切らさないこと!』

私は明ちゃんのコンパ講座通り、ニコニコの笑顔を作り続ける。


「ひよりちゃんは今ハマってるものある?」

ハマってるもの……
無いけど、『無い』なんて答えたら会話が途切れてしまう!

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