計画的恋愛
『ブブブブブ!』

その時、机に置いていた私の携帯が震えた。


『兄 壮亮  着信』


画面にはお兄ちゃんの名前。

出ても泣かれるだけだし、面倒だし、疲れるだけだな……。


……無視して御飯の続きにしよう。


実はお兄ちゃんから毎日メールと電話が来ていた。
でも私は電話は全て無視で、メールで『大丈夫』とだけ入れて返信していた。


「ほら、ディズニーに行くべきだと思うよ。壮亮煩いから」

暁君が私の震え続ける携帯を見ながら言った。


まさか。


お兄ちゃんに邪魔されないように、先週私が眠っている間に車で運んだの?

……そうとしか考えられない。

本当に恐るべし、暁君……。

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