計画的恋愛
私は明ちゃんに教えてもらった秘儀・上目遣いをして暁君を見つめる。


「私、仕事で頑張ってる暁君、見てみたいな……」

更にそこにプラスでぶりっ子声を駆使して暁君に言うと、暁君は目を見開いた後、


「ひよがそう言うなら、じゃあ頑張る」

狙い通り、笑顔で答えた。


よっしゃ!計画通りっ!!


「うん、頑張って」


暁君も意外にチョロイもんだわ!




「うげ!」

準備をして玄関から出ると、暁君を見てあからさまに嫌そうな顔を作った明ちゃんが目の前に。


「おはよう、明ちゃん」

私は明ちゃんに挨拶。

「おはよ、ひよりちゃん」

明ちゃんは私に向けて笑顔を作る。

だが暁君は私に「さぁ行こう」と今日も勝手に手を握り、明ちゃんに挨拶すらしない。

本当に仲が悪いな、この兄妹……。

< 291 / 582 >

この作品をシェア

pagetop