計画的恋愛
「ひよりを暁君に任せることにしたなんてメールするんじゃなかった……。それよりアンタ、仕事は!?」

「有給使ったんだって」

「はぁ!?バッカじゃないの!?」

ママにそう伝えるとママがお兄ちゃんに呆れながらキレた。


「母さん!結婚ってどうなってるんだよ!」

だがお兄ちゃんは私の結婚話でそれどころではないらしい。

そんなお兄ちゃんをママは目を細めて睨みつける。


「暁君がひよりを貰ってくれるって言ってくれたのよ。それに元はと言えばアンタがひよりを過保護にし過ぎたせいで、まともに家事も出来ない女の子になっちゃったんだからね!?ひよりを一人で置いていけないのもアンタの責任でもあるのよ!」


実は私が家事が出来ないのもお兄ちゃんのせいでもあるのだ。
私が小さい頃からママと一緒に御飯を作ろうとするといつもお兄ちゃんが邪魔をして、私に一度も包丁を持たせなかった。


「そ、そんなこと言われたって、ひよりが包丁で怪我したらどうするんだよ!洗い物して可愛い手が荒れたらどうするんだよ!」

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