計画的恋愛
「お前はやっぱり致命的なバカだな」

「暁君、俺に対して物凄くキツイ!前はそんな風じゃ無かったじゃないですか……!失恋したって言ってるのに少し位労わってくれても……!!」

「だってもう愛想振り撒く必要ないし、それ以前に何で俺がお前如きに愛想を振りまく必要が?」

暁君がそう答えると、またお兄ちゃんが泣き出した。


「とりあえず、お家に入ろうよ……」

いい歳して、玄関前で号泣なんてどうかと思うよ……。



「俺、今日泊まるから!」

家に入ると泣いたままのお兄ちゃんが言った。

恐る恐る暁君を見ると不気味な程笑顔になっていた。


「壮亮、今から高級ホテルのスウィート取ってやる」

暁君はどうしてもお兄ちゃんを追い出したいらしい。


「一人はヤダ……」

暁君の笑顔が益々に不気味に。

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