計画的恋愛
「お兄ちゃん、自分のためにも来ない方が良いよ!それに何より私居ないから!」

「え?どうして?」

「俺とハネムーンに行くから。ね、ひよ?」

するとやっと笑顔になった暁君がこちらを見た。


「あ、うん、そうなの」

私は笑顔で返す。


今は合わせる。
バレてはいけない。


そんな私の反応を見て、お兄ちゃんは固まっている。


「新婚旅行を邪魔するなんて野暮なことするわけないよな?そんなことしようものなら、宇宙に打ち上げるぞ?」


そのニコニコな笑顔が余計に怖い。
暁君なら本当に打ち上げそうだから益々怖い……。


「俺は一人なのか……」

いつでも暁君から私を引き剥がそうとしていたお兄ちゃんが邪魔をしない。
これはよっぽど重症……。

< 352 / 582 >

この作品をシェア

pagetop