計画的恋愛
「これを見ろ」

そして暁君はお兄ちゃんの前に写真を置いた。


「これ、お前に金を貰った後にホストクラブに入ってくキヨちゃん」


暁君が出した写真には、ホストクラブと書かれている看板が写ったお店に入っていくキヨちゃんが。

お兄ちゃんは言葉を失ったまま。


「これでも信じないわけ?」

「……」

「ひよの言葉よりもキヨちゃんを信じるんだ。ブラコンのお前が」

「……」

「それなら、もう俺に二度と口出しするな「ひより、ごめん」


話し続ける暁君を遮って私に顔を向けて謝ったお兄ちゃん。


「俺、バカだったみたい」

「お兄ちゃん……」


未だに半泣き状態だけれど、やっと気付いてくれた。

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