計画的恋愛
その時、頭を埋め尽くしたのは他でもない、暁君。


もう一生会えないかもしれない。

もう死んでしまうかもしれない。

こんなことになるなら暁君と素直にハネムーンに行けば良かった。

だってそしたらディズニーランドで楽しく暁君と笑っていられた……。

そしたら今頃、ニコニコでご機嫌な暁君に抱き締められていたはずだから……


「暁君……暁君……暁君……」

気付いたら私はずっと呪文のように唱えていた。



私達の間には沈黙しかなかった。

きっとクリスティーナもマイクも私と同じで、死ぬかもしれないと感じている。

クリスティーナはいつの間にかマイクの片に凭れながら背中に腕を回していた。
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